風とウルフと忘れた過去
後からフワッと優しく肩を抱かれた。

華奢な細い腕…

淡いピンクの桜を思い出させる優しい香り…



誰…?

あなたは誰?

顔が見えない。
声も出ない。



「藤原っち!今、面と小手を外してあげるからね!」

その声は…さっきの声の人?

誰…?
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