three times love
『ごめん』
私は
携帯の履歴を眺めながら呟いた
「もういいよ。色んな意味で無事なら」
『色んな意味って?』
「秘密」
『ケチ』
「ケンジと泣いてたらどうしようかと思った」
うっ
「ナオ方向音痴だしこの辺久しぶりにくるだろ。道迷ったらどうしようかと思った」
うっ
レイの言葉に
あり得る事だと納得してしまって
私は
何も返せずに
レイに背を向けたまま
ただ
着信履歴を眺めていた
「何回電話しても出ないからホント焦った」
『ごめんなさい』
私は
携帯の履歴を眺めながら呟いた
「もういいよ。色んな意味で無事なら」
『色んな意味って?』
「秘密」
『ケチ』
「ケンジと泣いてたらどうしようかと思った」
うっ
「ナオ方向音痴だしこの辺久しぶりにくるだろ。道迷ったらどうしようかと思った」
うっ
レイの言葉に
あり得る事だと納得してしまって
私は
何も返せずに
レイに背を向けたまま
ただ
着信履歴を眺めていた
「何回電話しても出ないからホント焦った」
『ごめんなさい』