three times love

真実

まだ静かな店内で





二人で奥の個室に通され





とりあえずメニューを広げた




「飲む?」




『ケンカ売ってる?』




「誕生日だし」




『尚更吐きたくない』




「ごもっとも」




『リョウは?』




「車あるし」




『私運転しようか?』




「遠慮させて頂きます」




『免許持ってるよ』




「ペーパーだろ?」




『汚れなきペーパーです』



「今日はちゃんとナオちゃんと話そうと思ってきたから飲みません」







ちゃんとって









何か








怖いです






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