どくんどくん2 ~あの空の向こう~

「さゆり・・って本名じゃなかったの?」

「本名な訳ないじゃん。あたし指名しに来てよね。じゃね~!!」



僕を残し、高いピンヒールで走り出したさゆりさんは、あっと言う間に夜道に消えていった。



「はぁ・・・」



僕は、頭の中がぐちゃぐちゃで、混乱していた。


ユキとのことをどうしようかと悩む僕の脳に、さゆりさんの名刺がぐるぐる回って僕の脳をかき乱す・・・。





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