どくんどくん2 ~あの空の向こう~
ユキ、僕はどうかしていた。
見えないくらいの小ささだけど、僕はユキじゃない女の人へ好意を持ってしまった。
だけど、僕が愛しているのは、これまでもこれからもユキだけなんだ。
ラジオから流れるその曲は、今でもユキの着うただった。
いつまでも変わらない気持ち。
僕は、車の免許を取って初めてユキの家に来た日を思い出す。
そういや・・あの時2度目の告白をしたっけ。
またこんな風に3度目の告白をしにくるなんて、僕は情けない男だ。
もう最後にしよう。
ユキに謝るのは、これで最後。
『ピンポーン』