どくんどくん2 ~あの空の向こう~
僕がゆうじに再会できたのはユキのおかげだ。
ユキは、いつも僕の隣で僕を勇気付けてくれる存在なんだ。
ピンポーン!
お待ちかねのユキがやってきた。
「どうしたの~~?2人ともしんみりした顔して!」
手には、スーパーの袋いっぱいに食材が入ってた。
「ゆうじと大野君のこと考えてたんだ。」
ユキは隣の部屋からCDを持ってきた。
「じゃあ、これ聞かなきゃ!」
部屋には、ゆうじの優しい歌声と大野君のギターの音色が響いた。
いつか、僕がゆうじを歩かせてやるから・・・。
ゆうじ、ガンバレよ!
離れててもわかる。
この美しい歌声で、今も歌ってる。
ゆうじのギターに憧れて練習を始めた大野君も、今ではゆうじよりのギターがうまい。
ユキと僕の為の歌。
♪桜舞い散る季節、
僕ら互いに見つめあい、
永遠の愛を歌う~
出逢ってから~いくつもの涙、
笑顔見てきたけど~
僕にとっての君はいつも天使なんだ~
君と過ごしたあの夏の日も、君とけんかした秋の日も、
信じあえる愛があるから~
君の笑顔~
胸に抱くよ~
いつもいつまでも~
君に会えなくなった今でも君はここにいる~
僕は永遠に君を待つ~
僕に舞い降りた天使~♪