どくんどくん2 ~あの空の向こう~


出逢ってからもうかなり時間が経つけど、まだこんな調子な僕。

一生続くのかな?

でも、ユキとなら一生ラブラブな生活保障されてる気がするな。



「わかったよ・・じゃあ、ベッドにバスタオル敷いて待ってて!」


こんな会話ばかりの僕ら。

思い返せば、出逢った頃からユキはエッチな会話スキだったよな。

『私の部屋の床響くけど大丈夫?』

とか

『シーツが白だから私のベッドはイヤ』

とか、

『ハルの部屋イカ臭い』とか・・・。


楽しいよな。

しみじみ思うけど、僕幸せ・・・。



ユキと出会ってなかったら・・・って想像することが今一番の恐怖。

考えられない。


「できた~?ハル。もう私我慢できない・・早く完成させてよ~!!」


なんて、刺激的なことサラっと言っちゃうユキ。

ムラムラする気持ち抑えて、僕は雪だるまを完成させた。

窓をコンコンってノックする。


「お~~い、ユキ!完成したよ!!」



返事がない。



まさか・・・。


部屋に入ってみる。


・・・あぁ、やっぱり。



いつものことだ。
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