どくんどくん2 ~あの空の向こう~
視聴覚室でリハーサルをしているゆうじと大野君に、早く会いたい気持ちが高まる。
その時、電話が鳴った。
「おぉ!ハルっぺ??俺だよ、俺。今から行くから、ライブ!」
懐かしい大好きな声に僕は耳を疑った。
「水野さん??大丈夫なの?今日来れないって聞いてたけど来てくれたんだ!!」
「おう!当たり前だよ。俺の担当してる患者さんの中にファンがいたから連れて行ってもいいか?もちろんハニーも一緒だから!」
電話を切って、涙ぐむ僕の頬をユキが優しく撫でた。
「良かったね、ハル!」
僕らは、視聴覚室へこっそり忍び込んだ。
なにやら話し声が聞こえるその部屋を覗いてみた。
スタッフの人しか見えなかったが、ゆうじの声が聞こえた。
「僕、もうだめかもしれない。」
その声だけは僕とユキにハッキリ届いた。
視聴覚室の懐かしい匂いと、スタッフの人のタバコの匂い…
その後、大野君やスタッフの人の声が入り混じり、聞き取ることができなかった。
僕らは、ここへ来たことを後悔しながら、門の方へ歩いた。
そこには、ファンが大勢集まっていた。
この高校を卒業した人や、噂を聞いて集まった人もいて、長い列ができていた。
その時、電話が鳴った。
「おぉ!ハルっぺ??俺だよ、俺。今から行くから、ライブ!」
懐かしい大好きな声に僕は耳を疑った。
「水野さん??大丈夫なの?今日来れないって聞いてたけど来てくれたんだ!!」
「おう!当たり前だよ。俺の担当してる患者さんの中にファンがいたから連れて行ってもいいか?もちろんハニーも一緒だから!」
電話を切って、涙ぐむ僕の頬をユキが優しく撫でた。
「良かったね、ハル!」
僕らは、視聴覚室へこっそり忍び込んだ。
なにやら話し声が聞こえるその部屋を覗いてみた。
スタッフの人しか見えなかったが、ゆうじの声が聞こえた。
「僕、もうだめかもしれない。」
その声だけは僕とユキにハッキリ届いた。
視聴覚室の懐かしい匂いと、スタッフの人のタバコの匂い…
その後、大野君やスタッフの人の声が入り混じり、聞き取ることができなかった。
僕らは、ここへ来たことを後悔しながら、門の方へ歩いた。
そこには、ファンが大勢集まっていた。
この高校を卒業した人や、噂を聞いて集まった人もいて、長い列ができていた。