S兄彼氏。
「俺がキスしたの♪ なっ、愛理」
・・・え?
幻聴?
・・・で、あってほしい・・・。
と、願いながら、恐る恐る声の聞こえた方を向く・・・。
「昨日はごちそーさま」
悪魔のよう(に、あたしには見える)な微笑み。
あたしの席から、通路を挟んで隣の席に手を置いて、こっちに足を投げ出してきてる・・・その彼は。
・・・っ
「いやあああぁー!」
狂ったように叫んで唯の胸に飛び込む。
まさかの本人登場なんて・・・
そんなの、無いでしょぉ?!!
てか、何?! どっから聞いてたの??!
あたしの思考回路、ブッ壊れました。
「・・・ふぅーん♪ なるほどぉ♪」
唯は待ってましたとでも言わんばかりの表情・・・。
うあー!! 恥ずかしいよぅ!!!
「か、金指くんは入って来ないでよぉ・・・」
「はぁー? 冷てぇ・・・。 俺と愛理の仲なのによお」
「別に、どんな仲でもないしーっっ!!!」
言い放ってプイっと顔を背ける。
クラスメイトは唖然。
唯ー!!!
ニヤニヤしてないで、この状況のあたしを助けてよぅー!!
「ってゆーより、勝手に愛理とか呼び捨てしないで・・・ょぉ・・・・・・」
大体、どこで名前(しかも下の)知ったのよ!
もう何が何だか分からず、弱々しく消えゆく語尾。
「いーじゃん♪ 俺の事も健って呼べよ」
何ぃ?! 『呼べよ』ですって?!!
人に物を頼む時には礼儀ってものがあるんですー!
あなたに頼まれた所で、聞きませんけどっ。
もお、なんなの? この、ドS!!!
「絶っ対に嫌です!!!」
その時タイミングよく担任が入ってきて、HRが始められた。
つまらなさそうに去っていく金指くんのことも、見て見ぬフリをした・・・。
・・・え?
幻聴?
・・・で、あってほしい・・・。
と、願いながら、恐る恐る声の聞こえた方を向く・・・。
「昨日はごちそーさま」
悪魔のよう(に、あたしには見える)な微笑み。
あたしの席から、通路を挟んで隣の席に手を置いて、こっちに足を投げ出してきてる・・・その彼は。
・・・っ
「いやあああぁー!」
狂ったように叫んで唯の胸に飛び込む。
まさかの本人登場なんて・・・
そんなの、無いでしょぉ?!!
てか、何?! どっから聞いてたの??!
あたしの思考回路、ブッ壊れました。
「・・・ふぅーん♪ なるほどぉ♪」
唯は待ってましたとでも言わんばかりの表情・・・。
うあー!! 恥ずかしいよぅ!!!
「か、金指くんは入って来ないでよぉ・・・」
「はぁー? 冷てぇ・・・。 俺と愛理の仲なのによお」
「別に、どんな仲でもないしーっっ!!!」
言い放ってプイっと顔を背ける。
クラスメイトは唖然。
唯ー!!!
ニヤニヤしてないで、この状況のあたしを助けてよぅー!!
「ってゆーより、勝手に愛理とか呼び捨てしないで・・・ょぉ・・・・・・」
大体、どこで名前(しかも下の)知ったのよ!
もう何が何だか分からず、弱々しく消えゆく語尾。
「いーじゃん♪ 俺の事も健って呼べよ」
何ぃ?! 『呼べよ』ですって?!!
人に物を頼む時には礼儀ってものがあるんですー!
あなたに頼まれた所で、聞きませんけどっ。
もお、なんなの? この、ドS!!!
「絶っ対に嫌です!!!」
その時タイミングよく担任が入ってきて、HRが始められた。
つまらなさそうに去っていく金指くんのことも、見て見ぬフリをした・・・。