ヒミツの梓ちゃん
なぜか今日の彪は優しくて、会話が弾んだ
いつもこうだったら良いのに・・・



「あ・・・そういえばさ、私のとこ一番に駆けつけて来たんでしょ?」

「はぁ?」

「倒れたとき」

「・・・あぁ」

「そのときに私の名前呼んだ?」

「うん。かなり大声で呼んじまった」



あの声は誰だったんだろう?ってずっと考えてたんだよねぇ

あの安心できるって思った声が彪だったなんて・・・

私やっぱりへんだ・・・




「ここでいいよ。ありがとね」

「あぁ・・・。マジでここでいいの?平気?」

「うん。今日はありがとう。彪といるの、楽しかった」

「は!?・・・あぁ・・・うん」


珍しく私が素直になったもんだから、彪の顔が赤い

「あはは♪」




彪も私も素直だったらこんなに気が合うんだなぁ

ちょっと驚き!

やっぱり照れてる顔とかは、一般的にかっこいいんだろうなぁって思った







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