ヒミツの梓ちゃん
「はぁはぁ」



私はどこへ行こうとしてるんだろう?


自分でもわからないけど、勝手に足が動く





「あれ?梓?」


気づけばみんなの・・・haireのメンバーのとこに来ていた


「どうした?今まだ学校じゃね?」


いつも遅い!って怒鳴るくせに、こういうときは心配して一番によって来る





「あ、彪ぁ」

私は彪にしがみついて思いっきり泣いた



ただ泣きじゃくる私の頭を、不器用にわしゃわしゃと撫でてくれた







悔しかった
悲しかった
つらかった



大好きだった

愛してるって思えた初めての人だった


信じてた



なのに・・・




あの時私は、一気に愛が冷めた


あの感情が嘘だったかのように




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