ヒミツの梓ちゃん
「やめて・・・殴らないで」
「はぁ!?梓?何言ってんだよ!!」
「いいからやめて!」
私のせいで彪が歌えなくなるのはイヤ
「梓~!!さぁ、そんな奴ほっといて行こう?送っていくから」
真弘が自分をかばったと思って猫なで声をだして行った
「イヤ」
それだけで真弘の眉間にしわがよった
「・・・なんで?・・・あっ!もしかして今から仕事?今日は何をするのかな?」
「違う。仕事じゃないよ。私はもう真弘と付き合うのやめる」
「・・・ははっ。何言ってんの?帰るぞ!」
そういって真弘は私の腕を強く引っ張る
「やめて!離して!あんたが私を利用したんじゃない!!」
「・・・もしかして今の会話聞いてた?」
「・・・」
「そっか・・・。なら仕方ないなぁ。別れる?」
少しでも「待って」と言ってくれるかな?と期待した私が憎たらしい・・・
やっぱり真弘にとって私はそういう存在でしかなかったんだ・・・
「ねぇ、私のこと、少しは好きだった?」
「・・・。大好きだったよ」
ニコッと笑って真弘が言った
そして「これからが楽しみ♪」と言って足早に去っていった
「「・・・」」
取り残された私と彪は無言で歩き始めた
とても居づらい沈黙だったけど、彪が最初に口を開いた
「はぁ!?梓?何言ってんだよ!!」
「いいからやめて!」
私のせいで彪が歌えなくなるのはイヤ
「梓~!!さぁ、そんな奴ほっといて行こう?送っていくから」
真弘が自分をかばったと思って猫なで声をだして行った
「イヤ」
それだけで真弘の眉間にしわがよった
「・・・なんで?・・・あっ!もしかして今から仕事?今日は何をするのかな?」
「違う。仕事じゃないよ。私はもう真弘と付き合うのやめる」
「・・・ははっ。何言ってんの?帰るぞ!」
そういって真弘は私の腕を強く引っ張る
「やめて!離して!あんたが私を利用したんじゃない!!」
「・・・もしかして今の会話聞いてた?」
「・・・」
「そっか・・・。なら仕方ないなぁ。別れる?」
少しでも「待って」と言ってくれるかな?と期待した私が憎たらしい・・・
やっぱり真弘にとって私はそういう存在でしかなかったんだ・・・
「ねぇ、私のこと、少しは好きだった?」
「・・・。大好きだったよ」
ニコッと笑って真弘が言った
そして「これからが楽しみ♪」と言って足早に去っていった
「「・・・」」
取り残された私と彪は無言で歩き始めた
とても居づらい沈黙だったけど、彪が最初に口を開いた