ヒミツの梓ちゃん
「じゃぁ私は仕事があるから。自己紹介でもして解散しといて」


えぇ!?チョー適当・・・


  ・・・・シーン・・・・


き、気まずい

「あ、あの」

一番最初に口を開いたのは雛だった

「ごめんなさい。迷惑だよね。急に・・・
 でも私、社長に頼まれたからじゃなくて・・・
 ただ、本当の仲間がほしくて」


え?


「本当は中学生なの。
 学校の友達はこのこと知らないし、
 この世界に友達いないし・・・」


そう言って事情を説明しているこいつは、

大物の尊敬する人物なのに

俺よりも弱くて、守らなきゃ壊れちまいそうで・・・



寂しそうな笑顔だった

その笑顔が魅力的で、鼓動が速くなったのがわかった



「迷惑じゃないよ。別に」

気がついたら言っていた




 

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