Turning Star
「お待たせー。
ちょっとだけ味見しちゃったけど、かなり美味しかったよー。
…………って、あれ?
何か、微妙な空気のような……。」
戻ってきた恵が、私達の間に流れる微妙な空気を察したのか、
軽く小首を傾げた。
けれど、深く詮索する気はないらしく、そのまま腰を落ち着けた。
そして、ティーカップを配っていく。
「ありがとう。
……ていうか、今更だけど、恵って何者?」
不意に、ティーカップを受け取ると同時に、顔を上げた翼が聞いた。
私には、その意図が掴めなかったけど、あまり知っている事が少ない彼が
口を開いたという事で、興味深そうに、その光景を眺めていた。
「……それは、僕が理事長と親しい関係である理由を聞いてるの?
それとも、…………僕の性格の方?」
ちょっとだけ味見しちゃったけど、かなり美味しかったよー。
…………って、あれ?
何か、微妙な空気のような……。」
戻ってきた恵が、私達の間に流れる微妙な空気を察したのか、
軽く小首を傾げた。
けれど、深く詮索する気はないらしく、そのまま腰を落ち着けた。
そして、ティーカップを配っていく。
「ありがとう。
……ていうか、今更だけど、恵って何者?」
不意に、ティーカップを受け取ると同時に、顔を上げた翼が聞いた。
私には、その意図が掴めなかったけど、あまり知っている事が少ない彼が
口を開いたという事で、興味深そうに、その光景を眺めていた。
「……それは、僕が理事長と親しい関係である理由を聞いてるの?
それとも、…………僕の性格の方?」