Turning Star
「彼の者を溶かせ、……灼熱の太陽よ。」


そう言って、カトリーヌは、アイザを指差した。
次の瞬間、室内にもかかわらず、天井に太陽が現れ、彼女だけを照らし出した。





























「…………っ!
 我が身を護れ、……氷壁。」



アイザがそう言うと、彼女の身体を薄い氷の壁が覆った。
幾分表情が落ち着いたかのように見えたが、それでも、まだ苦しそうだ。
私は、彼女に、口元だけでこう言った。






























「殺さない程度なら、……奥義、使っても良いわよ。」
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