Turning Star
そろそろ、カトリーヌは顔面蒼白になり、息も少しずつ荒くなってきた。
流石に限界かと思った私は、アイザに、軽く目配せを送る。
彼女は、その意を汲み取ったようで、背後にあるガラス窓を、
氷の矢で跡形もなく割った。
























パリーン!
おそらく、……この音は、今、屋敷に突入するか否かで迷っている者達にも
聞こえただろう。































「もうすぐよ。
 私の暴走は止められないと言ったけれど、……実は、たった1人だけいるのよ。
 私の大切な者達が、…………今、やってきた。」



私の目の前には、藍、恵、……そして、隼人の3人がいた。
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