Turning Star
SHRが終わり、私は、メールで約束した通り、
自由棟の前に向かった。
すると、藍が此方に気付いたようで、手を振ってきた。






























「まさか、理事長の息子が宣伝するとはね。
 ……何だか不吉な予感がするのは、私だけかしら?」


「分からない。
 でも、能力を開花させる事が出来るチャンスは、
 これを逃したら、もうないような気がするから。」


「…………そうね。
 あんたが、そこまで能力にこだわるのも、
 何だか珍しい気がするわ。
 ともかく、今は、きちんと相談に乗ってもらって、
 悩みを解決しなさい。
 私は、外で待っていてあげるから。」


「うん、……分かった。」










私達は、足早にA室へと向かった。
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