Turning Star
「…………そう。」
「そう……、って、何でそんなに冷静なの!?
良い? あんたは、いつ死んでもおかしくないの!
その事実を、そんなにあっさり受け止められる!?
それでも冷静でいられるのなら、……あんた、おかしいよ……。」
そう、可笑しいと思うのが当たり前。
だけど、私には、こんな反応しか出来ない。
だって、私は、別段夢も何も持っていないから。
仮に、唯一あるとすれば、それは……。
「私は、私の言葉を誰かに伝えられたら、
それで十分だから。
……心配してくれるのは嬉しいけど、
藍がそこまで思い悩む必要はないのよ?」
そんな言葉しか返せない私は、本当に馬鹿だと思う。
親友に対しても、失礼なのは分かっている。
だけど、心の奥底にいる私は、モノクロの私。
空の色も、雲の色も、花の色も、月の色も、星の色も、
何も映さない。
ある意味、何もない状態から生み出すからこそ、私の言葉は生きるのだと思うけれど。
そう、私の心は、まるで霧がかかったように霞んでいるのよ。
まるで、その奥にあるものを隠すかのように。
「そう……、って、何でそんなに冷静なの!?
良い? あんたは、いつ死んでもおかしくないの!
その事実を、そんなにあっさり受け止められる!?
それでも冷静でいられるのなら、……あんた、おかしいよ……。」
そう、可笑しいと思うのが当たり前。
だけど、私には、こんな反応しか出来ない。
だって、私は、別段夢も何も持っていないから。
仮に、唯一あるとすれば、それは……。
「私は、私の言葉を誰かに伝えられたら、
それで十分だから。
……心配してくれるのは嬉しいけど、
藍がそこまで思い悩む必要はないのよ?」
そんな言葉しか返せない私は、本当に馬鹿だと思う。
親友に対しても、失礼なのは分かっている。
だけど、心の奥底にいる私は、モノクロの私。
空の色も、雲の色も、花の色も、月の色も、星の色も、
何も映さない。
ある意味、何もない状態から生み出すからこそ、私の言葉は生きるのだと思うけれど。
そう、私の心は、まるで霧がかかったように霞んでいるのよ。
まるで、その奥にあるものを隠すかのように。