Turning Star
「……へー、私の事、そんな風に思ってくれていたのね。」



不意に耳に届いた声に、私の肩は大きく跳ねた。
そんな私に、彼女は悪戯っぽい微笑みを見せる。
…………っていうか、心読まないで。



























「もう、……いきなり心読まないでよ。
 朝から心臓に悪いわ、……あー、ビックリした。」



私が溜息をつくと、彼女はクスリと笑って、
「朝食、もう作ってあるわよ。」と言って、部屋から出て行った。
いつも、私の日常は、こんな感じ。
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