Turning Star
それから、私達は、4時限目まで授業を受け、昼休みに入った。
このまま、何事も起こらなければ良いけれど……。
そんな私の願いは、無残に砕け散る事となった。
























「おい、……何か、空、暗くないか?」


クラスメートの一人が、空を指差して呟いた。
雨が降っているわけでもないのに、空は、闇色に染まっていた。
そして、普段は見えない空気も、黒く染まっていた。
純粋な黒、……私は、不穏な気配を感じた。





























不意に、前の席に座っていた隼人が、突然ガタッと音を立てて、立ち上がった。
そして、動揺するクラスメート達に向かって、叫んだ。



「お前等は、ここにいろ!」



そう言って、一枚のカードを取り出した。
そして、私の肩を抱きつつ、そのカードを高く翳した。
すると、クラスメート達は、身体の力が抜けたのか、
その場に崩れ落ち、その瞳は虚ろなものとなった。
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