切ナクテ、恋シイ、ヒト。
店を出て2人で並んで歩く。
そして何回も「絶対に言うな」って念押しする。
もう言わないから。
それに別に変とも思ってないから。
いっつも威張ってるけどなんかちょっと今はアタシの方が優位に立ってる?
そんな感じ?
・・・いや、
そんなことないか。
「黙っとけよ」
「言わへんって」
「言ったらどうなるか・・・」
そう言いながら彼はアタシの腕を掴んで自分に引き寄せる。
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