切ナクテ、恋シイ、ヒト。
あれから何日か過ぎたけれど
今でも鮮明に憶えている。
昨日のことのように思い出せる。
そして彼が
触れたアタシの髪、顔、腕
・・・すべての感触も
また思い出せる。
アタシは彼が好きだ。
はっきりそう、思う。
自分の気持ちを
解放してしまったから。
あのとき彼はアタシが思っているよりも
アタシのこと、好きだって言ってたけど
今はきっとアタシのほうが好きかもしれない。
こんなアタシでも。
彼は。
好きでいてくれる・・・。
彼の言葉を信じてみよう。
それから少しづつ。