切ナクテ、恋シイ、ヒト。
終礼も終わってカバンにノートやファイルを入れながら
帰る用意をしていると設楽がやってきた。
「今日、
生徒会・・・?」
「あ、ごめん
・・・ちょっとあるから」
「そっか。大変やなぁ」
「ごめん」
アタシは手を合わせて彼女に謝る。
「んーん、大丈夫。
アタシもちょっと・・・せやしまた時間合ったら一緒に帰ろ?」
そう彼女は答えて帰ろうとした。
アタシはそんな彼女の後姿を見て思った。
設楽・・・?
元気ない・・・?