切ナクテ、恋シイ、ヒト。
アタシは彼女になんとなく
「・・・元気?」
って聞いた。
すると彼女は一瞬不思議そうな顔をしたけれど
「大丈夫」
って笑顔で答えた。
アタシの気のせいか・・・。
きっとアタシがこんなだから周りの人たちも元気ないように
見えてしまってるのかもしれない。
かなり重症かな?
アタシ・・・。
「引き止めて
ごめん、バイバイ」
アタシは手を振りながら彼女の後姿を見送った。
彼女が見えなくなって小さなため息ひとつついて教室を出た。