切ナクテ、恋シイ、ヒト。














「あ・・・」

アタシは思わず小さな声をあげる。





優は黙ったまま
アタシに近づいてくる。





アタシもそのまま
優の方へ向かって歩く。





ちゃんと、
言わなければ。





アタシの想いを。



「えっと・・・」


アタシは考えていたはずなのに言葉がうまく出てこなくて詰まる。






ちゃんと言わなければ。

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