切ナクテ、恋シイ、ヒト。
松久保さんと一緒にきたのだけれど彼女は
「ここの先生にちょっと挨拶して行くから先に
会議室へ行ってて」
って言ったのでアタシは一人、
先に会議室に来た。
アタシも一緒に
行かなくてもよかったのかな・・・。
てか1人でこういう場は・・・。
ちょっとねぇ・・・。
自分の高校の名前のあるプレートのところを探して席についた。
でもなにかどこか落ち着かない。
早く松久保さん
帰ってきてくれへんかなぁ?
すると後ろに人の気配がした。
「だれ?」
アタシは振り向いて聞いた。
そこには北高の制服の
男の人が立っていた。
なんとなく傲慢な態度で
でもとても威厳があって。
とてもバランスの整ったキレイな顔立ちをしている。
そして吸い込まれそうな瞳。
その瞳で見つめられて
アタシは
目を逸らすことができない。