切ナクテ、恋シイ、ヒト。
「絶対に有り得ない!」
アタシは必死で答える。
でもアタシが必死で答えても彼がずっと冷静でいるから
なんだかアタシだけが焦って周りには逆効果のように思えた。
周りはこの騒ぎにどんどん人が増えてくる。
ちょ、この状況、
ちょっとヤバイかも。
アタシ墓穴掘ってる・・・?
そこへ松久保さんがアタシの近くにやってきて
「・・・土曜日・・・
あれから何かあったん?」
と心配そうな顔をして聞いた。
「あ、あれ・・ね、
別になんもなかったから。
大丈夫やったから」
あ、なんかアタシ焦ってる。
ダメだ。
誤解されるかも。
この場・・・なんか・・・
もうどうしていいかわからない・・・。