切ナクテ、恋シイ、ヒト。
「だから俺の女になれよ。
こないだその返事聞いてなかったからっていうか・・・
まぁ、聞かなくてももう俺の彼女でしょ?
とりあえず確認」
平然とした顔で言う。
「あ・・・あのねぇ、
そんな言葉好きでもない人間によく言うわ!
どうせいろんなところで言いふらしてんやろ!」
アタシはイヤミったらしく
言ってやった。
「ふーん・・・俺のこと、そんなふうに見るわけ?
別にそんなことないんですけどねぇ」
そう言いながら彼はあの冷たい微笑みでアタシに近づいてきた。