切ナクテ、恋シイ、ヒト。
「・・・絶対にそうに決まってるもん!
だってアタシ、アンタのこと全然知らへんし
それはアンタも一緒やろ?」
アタシは必死になって言い返す。
「そんなわからん好きでもなんでもない奴に付き合え
なんて普通は有り得へんやんか!」
そしていつコイツがこのまま近づいて変なことしてきても
すぐに手を出せるように手のひらをぐーにして力を入れる。
「そんな赤い顔して怒って一生懸命言い返してくるところなんか
可愛いだけなんだけど?」
な、なに言ってんの!
コイツ!
アタシは思わず手をあげる。