切ナクテ、恋シイ、ヒト。

「手・・・離してよ・・・」



ど・・・どうしよう。



目が逸らせない・・・。

またあのときと一緒・・・。




アタシを惹き付ける・・・。




アタシは腕を掴まれたまま
少しずつ後ずさりをする。



アタシの背中がフェンスに当たったようだ。



背中にフェンスの感触があった。




ダメだ、これ以上、

下がれない。

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