ヴェンドランドの女神
部屋の中には、天井の一点を見つめている・・・・・・・やせ細り・・・・・・・・・・・・頬骨が浮き出て・・・・・・・・・・肉が殆ど付いてない・・・・・・ミイラのような女性がいる。


時々・・・・・・彼女は、"モゴモゴッ"と何かを呟いた。


ミカエルは、彼女のいる部屋に入ると、ゆっくりとドアを閉めた。



ミカエル"マリアンナよ!どおして・・・・・・・・・・・君は私を愛してくれないんだい・・・・・・・?私は・・・・・・・・・・・・こんなにも・・・・・・君を・・・・・・・・・愛してきたのにぃぃぃ!なぜだっ!なぜなんだっ!答えてくれよぉぉぉ"


ミカエルは泣きながら、語りかけ続けた。


ミカエル"私の声はもう・・・・・・・・・・・・・届かないのかい・・・・・・!?君が、私の事を・・・・・・・あれを知ってしまった後でさえ・・・・・・愛してくれさえすれば・・・・・・・彼・・・・"エリス"も・・・・・誰も・・・・・犠牲にならずにすんだんだ・・・・"



突然、女性は起き上がりミカエルの腕を掴んだ・・・・。


女性の視線は定まっていなかった。


"エッ・・・・・・・・エリス・・・・・"

ミカエル「もう、エリスは死んだよっ!狼に食われちまったんだよ・・・・!」


ミカエルは吐き捨て、部屋を後にした。


ミカエル「けっ・・・・・・・・バカな女だ!」



また暗くなった、部屋に一人女性は残された。



"・・・・・・エリス・・・・・生きていて・・・・"
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