【極短編】蜘蛛の意図
私の部屋。
箱の中の箱。
からっぽの箱。
私のいなくなった、あなただけの箱。
end.
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【野いちご10周年記念小説】
『私を月に連れて行って』
頭の中に住んでいる相手に、
思わず、そう願いたくなる。
人には時々、
こんな特別な夜空が見える日が訪れる。
野いちご10周年記念の限定小説です。
小説を読むためのパスワード取得方法は、5月30日(火)より野いちご10周年ページにて発表しています。
表紙を見る
海の底は目前だった
何色とも形容しがたい生物が
肩に当たり通り過ぎていく
気づいたらここにいたように、
あとはただ身を任せるだけ
辿り着いたらそこに根付いて
動けなくなるだろう
知っていた
認めていた
でも私は振り向いてしまった
届くはずのない光を
最後に捜してしまった
「B i t t e r」
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