想い×絆
電車の中は、時間を重ねるに連れてだんだん人が多くなってきた。


…家帰って聴きまくろう♪

地下鉄を出ると、少しずつ減ってきた。




あぁ疲れた…眠い…

ウトウトしていると、肩に何か乗ってきた。

ん?

寄りかかっていたのは、隣に座って爆睡している若いサラリーマンだった。


わ、びっくりした…でも少し格好いい♪もう少しこのままでいいや。


窓の外は、日が暮れてもう暗かった。

新しいクラスでの期待と不安を抱いて、いつの間にか眠りについた。

…楽しいクラスになりますように…と願いながら。




向かい側の席には、CDショップで見かけた男子学生が座っていた事には気付かないで。
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