想い×絆
ふと気がつくと、目の前に先生が立っていた。私の教科書を狙っている。

あ!バレた…!!



「先生〜、背中にゴミ付いてますよ〜」

「え?どこ??」

慌てて背中を振り払っている。


「ほら、ここに…よいしょ、取れました!」

「おぉ、すまんな」


斜め前の席にいた彼女は、笑顔でこちらを見ていた。


…なんかよく分からなかったけど、一先ずあの子に感謝しとこう。



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