想い×絆
「おはよー!愛輝、ひな」

「おはよー!」

二つ結びの似合う、ちいちゃんが元気よく声をかけてくれた。


「ねぇねぇ!昨日のミュージッククラブ見た?」

ノリよく話し出すおだんご結びの似合うまぁちゃん。


「見たよ、まぁちゃんはもちろんAppeal Boys(アピールボーイズ)目的でしょ?」


「当ったり前じゃんひなぁ!もうちょーカッコ良かった♪愛輝とちいも見た?!」

「見たよん」

「あ、ごめん…昨日テレビ何も見てなかった」

昨日なんか悩みまくってテレビの事なんかすっかり忘れてたよ〜。


「え〜!!なんで見なかったの〜!?新曲もすごいいい曲だったのにぃ」

ぶすっとして、頬を膨らませた。


「ごめんごめん、他の音楽番組にも出る時に見るよ」
「その時によってトークの内容が違うんだから!ねぇ、ちい?」

「わ、私に言われても」


……もう夢月君来てるかな?

辺りを見渡すと、教室の端っこに仲の良いグループ同士で固まってはしゃいでいた。


ドクンッ

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