想い×絆
必死に記憶を辿ってみた。

…えーと確かこの後、皆が急にニヤけ出して榧世君の話題になってから……その時に夢月君が現れて…


「ははーん、考え事かというとズバリ…」

…あ!!

「ちょ、ちょっと待ったぁ!!!」

私は瞬間的にまぁちゃんの両肩を掴んだ。

「わぁ?!!ちょっ、ちょっと何よいきなり!?」

思わず発してしまった大声が教室中に響き渡り、クラスの皆を驚かせてしまった。

「ご、ごめん!つい…」


「どうしたの?!本当に大丈夫?愛輝…なんか顔も青いし」


この際皆に心配をかけるのも良くないと思い、夢の内容を一通り話した。



「はぁ……その正夢を防ぐ為だったんかい」

呆れた表情をしながら言った。

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