想い×絆
なんと彼もこちらを見ていた!
…!!
わぉ、目が合っちゃった…!
一瞬、彼も同時に目を逸らしたように見えた。
当時同じクラスメイトの中で、唯一同じ小学校出身の大親友“柑崎陽夏”(かんざきひなつ)とは毎日のように登下校一緒だったが、そんな中珍しく彼女が風邪で欠席した日があった。
当時少しだけ人見知りの癖があった私にとっては、不安な思いでいっぱいだった。
休み時間になっても得にする事が思い付かず、ただ机に俯せになって寝てるふりでもしていると、賑わしい雰囲気の中でポンッと誰かが私の肩を優しく叩いた。
…誰?
私の隣の席にいた赤髪の彼が、手に持っていた物をスッと私に差し出した。
…よく見ると、ガムだった。青りんご味と書いてある。
「ガムいる?」
恥ずかしいのか、目線が変な方向へ行っている。
「え…あ、ありがとう…」
…!!
わぉ、目が合っちゃった…!
一瞬、彼も同時に目を逸らしたように見えた。
当時同じクラスメイトの中で、唯一同じ小学校出身の大親友“柑崎陽夏”(かんざきひなつ)とは毎日のように登下校一緒だったが、そんな中珍しく彼女が風邪で欠席した日があった。
当時少しだけ人見知りの癖があった私にとっては、不安な思いでいっぱいだった。
休み時間になっても得にする事が思い付かず、ただ机に俯せになって寝てるふりでもしていると、賑わしい雰囲気の中でポンッと誰かが私の肩を優しく叩いた。
…誰?
私の隣の席にいた赤髪の彼が、手に持っていた物をスッと私に差し出した。
…よく見ると、ガムだった。青りんご味と書いてある。
「ガムいる?」
恥ずかしいのか、目線が変な方向へ行っている。
「え…あ、ありがとう…」