想い×絆
「そう言って頂けるとありがたいデス…」

「え??」

3人が声を揃える。

「いや!その…告白はしたいんだけど、1対1で直接っていうのがね…ハハ」

「結局は私達に頼んで、間接的に伝えたいって事でしょ」

「うん…」

「はぁ〜、ほんっと素直だね〜キミは〜」

何故か私の頭を撫でるまぁちゃん。


「狙いは放課後だね」

「でもサッカー部終わるの遅いらしいから、部活前がいいんじゃない?」

腕を組みながら言うちいちゃん。

「実際となると、呼び出すタイミングも難しいかもね」

頭を抱えるひなちゃん。

「う〜ん、どうしよう…」

4人揃って悩んだ。

…キーンコーンカーンコーン…

「えーい、とにかく放課後の部活前に呼んでみよ!!またその時に決めればいいじゃんっ、ほらほら」

まぁちゃんは大まかにその場をまとめて、強引に私達を教室へ入らせた。
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