想い×絆

駅から歩いて10分先の所に、広大な公園があり、奥側に、和美の働いているカフェがある。

｢地図もらったけど、結構分かりにくい場所にあるね｣

｢まぁここの公園行く機会と言えば、持久走ぐらいだから｣

正午の時間帯は多くの人々で賑わっている。
犬の散歩をしている人やジョギングをしている学生達、池でボートを漕いでいる恋人達皆様々な事をして満喫している。


｢えーと、こっちで大丈夫なのかな…なんか森みたいな所に入るみたいだけど…｣

徐々に茂みが増えてきた。

｢なんかレトロちっくだね、森に囲まれたカフェって感じで｣


｢愛輝はこういうの好きだね〜｣

｢だってこんな異世界的な雰囲気が好きなんだもん｣