想い×絆
「和美!!」

私達の目の前には、サンドイッチ入りのプレートを持った鮮やかなシャツ姿の和美がいた。

「制服似合ってる〜、しかも花柄の巻きエプロンが可愛いねぇ」

「ありがとう♪それと、みんな来てくれて本当ありがとね!」

嬉しそうに整えた髪を触りながら、満面の笑顔を見せてくれた。


…そういえば、和美が言ってた片思い中の彼はどこにいるんだろう?

「そういや、和美の言ってた例の片思いの先輩って…」

「あっ!そうそう!…その…柳瀬先輩っていうんだけど、実は店長なの。彼、結構料理が得意みたいなんだ」


「確かにこのサンドイッチ超うまいよね〜!料理も出来るなんてサイコーじゃん☆」

とても美味しそうにサンドイッチを頬張る明心。


「うん♪…とにかく凄く格好いいんだよね!早くどんな人か見せたいんだけど…一応今日みんなが来ることは先輩に話したから☆」


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