君といっしょ。
キスをしている途中、龍の手が私の胸に触れた。
「んっ……ふぅ…あっ…ゃ…」
やめてって言おうとしてるのに、口を塞がれてるから、上手く言葉が出ない。
「……ん…っはぁ……」
やっと唇が離れたと思うと、龍は私を軽々持ち上げ、そばにあったベッドへ乱暴に落とした。
「…ったぃ!!」
さっきまでのニッコリ笑顔はどこかに消え、不敵な笑みを見せる龍がそこにはいた。
怖い。
そう思った。
今までの龍とは違う。
あの優しい龍ではない。
私は恐怖感に耐えながら口を開いた。
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