君といっしょ。
蓮がそばにいてくれたおかげで、なんとなく気持ちが落ち着いた。
でも、今日の龍を思い出すと体がガタガタ震え出す。
家に帰ってすぐ、バスルームに向かった。好きな人に抱かれた、そう認めることができなくて…
私、汚れたんだ…
そう思ってしまう自分がいた。ゴシゴシゴシゴシ…肌が赤くなるくらい強く洗っても、全てを流せるわけでもないのに…。わかっていても、洗い続けるしかないような気がして、私は洗い続けた。
お風呂からあがった後も、食欲なんてなくて…。家族に心配かけないように「今日外で食べてきたからいらない」って言葉をおいて、自分の部屋に閉じこもった。
起きていると、今日のことが嫌でも浮かんでくる。
もう寝よう、
そう思った時
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