君といっしょ。


気持ちが重くなって、学校に行きたくない気持ちがふくらむ。でも龍は、放課後話したいって言ってた。

これ以上何を言うの?

そう思ったけど、私も聞きたいことが沢山ある。私は仕方なく、学校に行くことにした。



『キャハハ!!マジそれないって!!』

『マジマジ!!ヤバくね?』


教室に近付くにつれ、騒がしくなる廊下。いつもなら、みんなみたいに騒いでる。でも今日はそんな気分じゃない。周りの明るさに合わせられるほどの、余裕すらない。


教室に入り、自分の席に着く。遅刻ギリギリだったから、私が席についたとき、丁度チャイムが響いた。


いつもなら先生が教室に入ってくる時間。なのに先生が来ない。少し不思議に思っていると、周りも同じことを思ったのか、少しざわつき始めた。それから何分かして、先生は顔を真っ青にして教室に入ってきた。




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