君といっしょ。
.゚*美愛*゚.
私が走って走って走って、たどり着いたのは市立病院。
『今朝、一ノ瀬が交通事故で亡くなった。』
亡くなった。
亡くなった。
亡くなった。
先生の言葉が頭の中でグルグル回った。龍が死んだの?あんなに元気だった龍が?私のせい?私のせいで龍は死んじゃったの?
ぼーっとしながら、龍を探す。途中で龍の家族に呼ばれ、霊安室に入った。
そこには白い布で被われた人がいた。龍のお母さんが、『龍ちゃんの顔見てあげてちょうだい。』そう言うと、顔にかかっている布の手をかけた。
やめて…
見たくない。
私はそこにいるのが、龍だと認めたくなかった。
でもそこにいるのは、紛れもなく龍だった。
「…りゅ…う…?」
.