君といっしょ。
次の日。
私は悩んだ結果、李都に聞いてみることにした。
このまま聞かないでいたら、私も李都もスッキリしないと思ったから。
「李都…ちょっといいかな?」
すぐにうなずく李都。
李都のことだから、多分感づいている。
教室だと、そろそろ授業始まるし、ゆっくり話もできないから、屋上で話すことにした。屋上に向かう途中、二人とも黙ってた。なんだか少し、空気が重く感じる。
私は、これから李都の口から何を聞いても大丈夫、と自分の心の中で唱えた。
「李都…」
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