君といっしょ。


次の日。
私は悩んだ結果、李都に聞いてみることにした。


このまま聞かないでいたら、私も李都もスッキリしないと思ったから。



「李都…ちょっといいかな?」


すぐにうなずく李都。
李都のことだから、多分感づいている。



教室だと、そろそろ授業始まるし、ゆっくり話もできないから、屋上で話すことにした。屋上に向かう途中、二人とも黙ってた。なんだか少し、空気が重く感じる。



私は、これから李都の口から何を聞いても大丈夫、と自分の心の中で唱えた。



「李都…」






.
< 49 / 58 >

この作品をシェア

pagetop