君といっしょ。


一人暮らしの男の人の家に行くって危ないんじゃない!?でも、龍は彼氏だし…それに、いきなりそういうことしてこないよね?


うん。大丈夫。大丈夫。


『美愛?別に無理しなくていいから。』


「無理なんてしてないよ。私、今日龍ん家に行く☆」

『本当に?』


「うん♪」


『じゃあ行こっか。』


そう言うと龍は、私に手を差し伸べてきた。その手をぎゅっと握って、少しの不安と期待と一緒に、龍の家に向かった。





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