君といっしょ。


「おじゃましまーす…」


小さな声で一応挨拶をする。って言っても龍しかいないのだけれど…。


『入って。どこでもいいから座ってて。』


そう言われて、ベッドの近くのフローリングに座る。綺麗な部屋…。龍って綺麗好きなのかな?男の子の部屋なら、普通は散らかってそうな雑誌や服も、綺麗に片付けられていた。


『麦茶だけど…どうぞ』


そう言って、両手に持っていたコップの片方を私に渡す。


優しいなぁ..


ヤバっ!!
またにやけてたかも!!
そう思って焦ってる私に龍はニッコリ笑った。




.
< 9 / 58 >

この作品をシェア

pagetop