ユメミル☆girl
「あなたこの雑誌のモデルになる気ないかしら?私この雑誌の編集長してるの。名刺渡しとくからまた気が向いたら連絡してきてちょうだいね。」と言って、去って行った。

(うそやろ。絶対冗談やわ。)
動揺しているところにお兄ちゃんが現れた。
「ごめんなぁ、待たせてもて。ちょっとついて来て。」
間髪いれる隙もなくお兄ちゃんは私の腕を引っ張った。―

―「着いたで。」と言ってお兄ちゃんが連れてきた場所はお兄ちゃんがアルバイトしてるインターネットカフェ。
「なんでここに連れて来たん?」
「まぁまぁいいから。さぁ、ここに座って待っといてくれ。」と言ってお兄ちゃんはカウンターの方に向かうと、お兄ちゃんより少し年下そうな女の子に声を掛けた。そして、何か飲み物を持ってお兄ちゃんは戻ってきた。その女の子と一緒に。
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