ユメミル☆girl
「なんやねん、こらぁ」
教室の机と椅子が若干だが散乱している。
「お前ら朝から何の騒ぎや。いったい、どないなっとうねん?」
一生懸命引き離そうとするがなかなか離れず、ずっと言い争い、取っ組み合いのケンカが繰り広げられている。それは、他の教室の先生に伝わり、職員室にも伝わった。そして、次々と男の先生が入ってきた。
「止めんか、お前たち!」「うっさいねん!今はこいつらと話つけなあかんねん!!」
「手まで出して、大騒動になってるじゃないか。」
「そうだよ。クラスメイトたちに迷惑になるのがわからんのか。」
その言葉で、葉月と優太はおとなしくなった。
「会議室に来てもらおうか。」
学年主任のその一言で、葉月と優太、いじめグループの奴らは多くの先生たちと教室から出ていった。
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