ユメミル☆girl
バレちゃったの巻き
今日は初めて私がモデルとして撮影した雑誌の発売日だ。
私は学校が終わるとすぐに本屋さんへ直行した。そして買ってすぐに家に帰った。今日は撮影なし。レッスンは一通り終えたので、なし。ペラペラとめくっていくと、私が写っているページを発見した。
「うまく撮れてるじゃない。さすが、プロね。本当に私の娘なのかしらって思っちゃうわ。」
「お、お母さん!びっくりしたやんか!!」
「俺もおるで。」
「お兄ちゃんまで脅かさんといて!!」
(でも確かにほんまにこれが自分!?こんなに変わるなんてびっくりや。よし、もっと頑張ろう。絶対あいつら見返してやる!!)

この雑誌の話は学校でもされていた。まぁ、今まで私が聞き流していただけのことだから、特別なことでも何でもないのだけれど。それは私をいじめるグループでも女子が愛読者らしく、みんなで読んでいた。
そして突然叫んだ。
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